メルシー

最近、ブログのタイトルやメディアサイトの記事タイトルで”ネガティブワード”を入れているのをよく見かけます。
ネガティブワードとは文字通り【否定的な】意味を含んだ言葉を含めるものです。
例えばこんな感じ・・・

※ダイエットしたいならトレーニングジムには行くな
※家はまだ建てるな
※ホームページなぞ、作成しても無意味?
※日本経済の終焉

見てわかる通り、もちろん特定の個人を誹謗中傷するものではありません。あくまでも一般常識的に捉えられている価値観とは反対のことを言う、あるいは言っているかのように感じさせる単語を含める手法で、自分もこのテクニックをよく用います。

この記事ではなぜネガティブワードを用いるのか?をお伝えしたいと思います。理由は2つあります。

ズバリ、記事を読んでもらいやすくなるから

身もふたもない理由ですが・・・これはとても重要です。ブログもそうですし、ホームページもそう。さらに言えば、ダイレクトメール(DM)でも最も重要なことはナニか?それは

本文を読んでもらうこと

ブログやホームページであれば、トップページにある見出しやバナー画像から該当ページに飛び、読んでもらわなくては成果につながることはありません。ダイレクトメールの場合はさらに深刻です。ユーザーが手元に届いたDMの封筒あるいはハガキを見て、興味をそそられければ・・・それで終わり。中身を読んでもらうどころか、開封されることすらないままに、ゴミ箱行きです。
したがって、タイトルはユーザーに興味をそそることができなければ意味がありません。本文の内容以上に重要と言っても言い過ぎでは無い位です。
ネガティブなワードをあえて入れることで、それを目にしたユーザーに『違和感』を与えることが重要です。
例えば、上のコピーを普通に書いたらどうなるか?実際に書いてみましょう。

※ダイエットしたいならトレーニングジムに行こう!
※今すぐ家を建てよう!
※ホームページを作成すると集客効果があります。
※日本経済は安泰

どうでしょう?
・・・
・・・・・・
全く違和感がありませんよね?もしあなたが目にした広告タイトルにこう書いてあったらどう思いますか?

そらそうね(あぁ…またよくある広告か)

で終わりですよね?
あたり前すぎて続きを読もうとか思わないんじゃないでしょうか?

ネガティブワードを入れることで目にした人に『違和感』言い換えれば『期待感』を与えることができます。

え?それってどう言うこと?!

と思わせることで続きを読みたい!と思わせることができます。

検索に掛かりやすくなり、アクセスを集めやすくなる

例えば、あなたが住宅リフォーム関するビジネスをやっていたとします。ホームページがあれば通常こんなページを作るでしょう。

※お客さまのお喜びの声
※お客さまに選ばれる3つの理由
※我が社のこだわり

もちろん、これはこれで必要です。が、これは他の同業者のホームページでも必ずやっていることです。
そこであえてネガティブなワードを含んだページを挙げてみましょう。

やってはいけないリフォーム会社の選びかた。
※リフォームで失敗する人に共通する3つのこととは?
※リフォームでトラブルにあわないために。

ざっとこんな感じ。それぞれやってはいけない・失敗する・トラブルというネガティブワードを入れてみましたが、いかがでしょう?ユーザー視点から見て強いコトバになったと思いませんか?

しかも、ここに挙げたネガティブワードを含むフレーズで検索される人は多くはありませんが確実にいます。なぜなら検索フレーズの調査ツールを用いた結果から抽出しているからです。

※リフォーム やってはいけない
※リフォーム 失敗
※リフォーム トラブル

キーワードツールを分析すると、ユーザーは上記のフレーズで検索していることが分かっています。それに対する回答として上に挙げたタイトルのページを用意しておくと、検索に上位表示されやすくなります。当然アクセスも増えますよね。
さらに言うと、これらのフレーズで検索しているユーザーは、慎重に業者選びをしている・・・言い換えれば、具体的検討段階に入りつつある状態です。見込み客が求めているコンテンツを的確に当てることでユーザーの信頼をあげることにも繋がるのです。

ネガティブキーワードをあえて使いこなすことで、ヒネリを加えたインパクトのあるコンテンツが作れるかも知れません。