印刷するデータ(チラシ・ポスター)を作成するのに、WordやExcelではなく、illustratorやPhotoshopを使う理由。
WordやExcelもバージョンを重ね、昔に比べて様々な図形を使ってデータを装飾したり、チラシのようなものを作ったりできるようになりました。
またCMや広告でも時々「WordやExcelで作ったデータをそのまま印刷可能」というような文字をみかけることがあります。
普段使っているWordやExcelで作れるのならば、わざわざデータを作るのに、新しいソフト(illustrator/Photoshop)を使わずとも…と思う方もいるかもしれませんが、、、
Wordで作ったデータと、illustrator等で作ったデータは
結構はっきりと差があります。
その差のお話しを少し。
何が一番違うのかと言うと、解像度という印刷した時の線の滑らかさが違います。WordやExcelの基本前提としては、社内で一般的に使われる範囲の用紙サイズ・プリンターの性能が想定されています。それに対してillustratorではカードサイズのような小さなデータから、巨大ポスターのデータまで作成する為、解像度を指定してデータを作ることができます。
そして色について。WordやExcelはRGBカラー(光の3原色・レッド・グリーン・ブルー)によって色を表示しています。けれど印刷物はCMYKカラー(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)のインクを混ぜて色を再現します。RGBカラーは明るく鮮やかな色を発色しやすいのですが、CMYKはこの明るく・鮮やかという色の表現が難しいのです。その為、Word等で指定していた色よりも、印刷をしてみたら色がくすんでしまうということがあります。illustratorの場合は、作成時にRGBとCMYKを選択することが可能です。
Wordは文章を書くソフト、Excelは表計算のソフト。基本のコンセプトが図形にないので、ある素材の中での工夫をすることは可能なのですが、一から作ったり、部分的にカスタマイズするということが難しいです。
そのため、使いやすい素材は頻繁に使いまわすことになり「ありがち」という仕上がりになることも少なくありません。
宣伝や広告をするのであれば、他と差が出せる美しいデータを作るためにも、専用のソフトというのは大切です!