今はほとんど使われていないのに、マークとしてはいまだに現役というマークが結構存在しています。
例えば電話マーク!ホームページを作る時にも「電話で問い合わせ」のアイコンとして、ダイヤル式の電話マークを使うことは少なくありません。世間的な利用率で行けば圧倒的にスマートフォンなのですが、ダイヤル式の電話を使えない世代の方でもマークとしては電話だと認識できていると思います。
またパソコンのソフトで保存をするアイコン・マークはフロッピーデスクです。もう使っている人も、知らない人もいるのにこのマークを使っているソフトは数多くあります。
デザインは流行を追うことの大切さもありますが、それとは別に多くの人に理解してもらえることも求められる場合があります。斬新なデザインは目新しく、かっこよくも見えますが、新しすぎてついて行けない人が続出です。
そしてアイコンやマークは限られたスペース内に簡潔なデザインで伝えるという場面が多くあります。電話のマークの場合、スマホユーザーが増えたことを考慮し、スマホのような長方形にデザインをすると、新規ファイルを作成する紙のマークに似てしまったり、スマホは電話だけでなくwebの閲覧にも使えるので混乱を招きます。
2020年のオリンピックに向けて、温泉のロゴ論争や、トイレのマークなど様々な見直しがされています。新しいマークを目にする機会も多くなると思うので、注目してみてみるといろいろ面白いかもしれません。