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いつも適当なことばかり書いてるオダギリですが、今日の記事は読んでおいてソンはないかもしれません(笑)

なぜなら、もしあなたが【新規ビジネスを立ち上げるのでホームページを作りたい】【新規にECサイトを立ち上げたい】【スマホアプリを作って面白い企画をやりたい】と思った際、これら制作費など経費の大部分を補助してくれる制度についてお伝えするからです。

その制度とは?・・・タイトルの通り『補助金』を活用する、と言うものです。

国や県を始めとした地方公共団体では中小企業を支援するため、定期的に一定の要件を満たす企画や計画に対し係る経費の一部分をキャッシュバックしてくれる制度があります。
それらを上手に活用することができれば、初期投資のリスクを軽減することができ、思い切った投資をすることができます。
とはいえ、これらの制度を活用しきれている人は多くありません。その大きな理由の一つに補助金制度は『いつでも利用できるものではなく、タイミングが合わなくては活用できない』からです。補助金はたいがい公募期間と言って申請の受付期間が決められているのですが、そのほとんどが1~2か月程度と短く区切られており、また告知も十分ではないので『知らない間に終わっていたorz』と言うことも少なくありません。

この記事ではホームページ制作などIT活用にも利用できる補助金を5つ紹介しますが、今日(2017年6月3日)時点で公募期間になっているのは2つだけです。ですが既に公募終了となったものでも近い将来、ふたたび公募実施される可能性が高いものです。なので頭の片隅においておいてソンはないでしょう。

そもそも補助金とは?

もしあなたが経営者であれば、補助金についての話しは一度は聞いたことがあるハズ・・・とはいえ意外と間違った認識でいる人も多いです。そこで改めて補助金とは?をおさらいしておこうと思います。
補助金は金額や規模の大小に関わらず、以下のような共通点があります。

【一定の要件】を満たす企画でなくてはならない

多くの補助金は『新規ビジネスを始めるための研究開発・販路開拓するため』『従業員の負荷を下げたり収益性の改善につながる生産性向上するため』の投資経費をサポートすることが要件になっています。
また申請の際はビジネスに新規性があるのか?とか、その計画は生産向上に寄与するのか?とかを示さなくてはなりません。
またほとんどの場合、車やパソコンなど汎用性の高い物品購入は対象外となっています。

申請したら必ず利用できるとは限らない!

要件を満たす事業であれば、補助金活用の申請をすることができます。が!申請したもの全てが利用できるとは限らないのが補助金です。
補助金の一連の活用フローはだいたい以下の通りです。

1.決められた公募期間中に申請を行う
2.審議会が開かれ、実現性の高いもの・有益性の高いと評価されたものが採択される
3.計画に沿った投資を行う
4.実施修了した時点で支給申請を行う

なので2.の審議会で採択されないとダメです。
ちなみに補助金とは別に『助成金』という制度もあります。助成金は補助金とは異なり、一定の要件を満たせば必ず受給できのが特徴です。
助成金については後日改めて触れたいと思いますが、ここでは割愛します。

採択された計画通りに実施・支払ったものに対してキャッシュバックされる

上記でふれた活用フローを見て分かる通りですが、ざっくりまとめると『公募申請~採択~実施~支払~支給申請~受給』となります。
注意点は『導入~支払ったものに大してキャッシュバック』である点を忘れないことです。

補助金の話しをすると『マジ?お金もらえるの?』と言う点にばかり目がいく人が少なくありません。それ自体は間違っていませんが、先に投資することを忘れてしまうと補助金の本質である『投資して事業の成果をもたらす』という視点が抜けてしまいます。

ホームページ制作などに活用できる補助金とは

ではここからはホームページ制作やネットショップ・スマホアプリなどに活用できる補助金5つを紹介します。

IT導入補助金

平成28年度補正予算から登場した新しい国の補助金。生産性向上に寄与するIT投資を行う場合、かかる経費の2/3が補助されます。
現在公募中で2017年6月30日まで申請することができます。

参考ホームページ : IT導入補助金メルシーIT導入補助金特設サイト

小規模企業経営力向上事業費補助金

静岡県が実施している補助金。「新たな需要の開拓」や「生産性の向上」に寄与する”新たな取組”に関する投資を行う場合、かかる経費の2/3が補助されます。
現在公募中で2017年6月30日まで申請することができます。

参考ホームページ : 静岡県公式ホームページ 小規模企業経営力向上事業費補助金の申請手続き

小規模事業者持続化補助金

平成25年度補正予算から登場した国の補助金。経営計画に基づいて実施する販路開拓等の取り組みに対し有益な投資を行う場合、かかる経費の2/3が補助されます。

参考ホームページ : 中小企業庁 小規模企業支援

地域密着ビジネス新事業(販路開拓)助成事業

平成19年度予算から登場した県の補助金。新製品等の販路開拓を行う事業に対し、かかる経費の1/2が補助されます。

参考ホームページ : 静岡県産業振興財団 地域活性化事業助成金

革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金

国が実施している補助金。経営力向上につながる革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善に寄与する設備投資等を行う場合、かかる経費の2/3が補助されます。いくつかのコースが分かれており、500万円から3,000万円までと大きな金額が補助されるのが魅力です。

参考ホームページ : 中小企業庁 ものづくり中小企業支援

補助金を活用したホームページ制作をお考えなら・・・我々にお任せください

いかがでしたか?
私の以前の記事でも折に触れている『IT導入補助金』や『小規模事業者持続化補助金』『革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金』はかなり知られてきていると実感しますが、まだ耳にしたことの無いものもあったのではないでしょうか?

補助金の活用はタイミングや要件が合わないといけなかったり、申請しても採択されない場合もあるので必ずモノにできるとは限りません。なので『補助金ありき』で計画を進めることはリスクもあります。
たとえば補助金が採択されるまで投資を見送ってしまったために商機を失ってしまう場合も大いにありえることですし、これは私個人の考えですが補助金が採択されるかどうかよりも、ホームページの集客効果を早く出すことの方が重要だとも考えているからです。
ぶっちゃけ、数十万円と言うお金は少し集客効果が出るようになれば、すぐに回収できる金額ですしね(笑)

とはいえ『補助金は』我々中小企業事業者だけが使える権利です。活用できるものは是非トライすべきだとも思います。
補助金の活用をしたい場合、まずは地元の商工会/商工会議所や専門家に相談することがスタートです。
我々もIT系の補助金活用に関しては、多くのノウハウやITコーディネータ資格を持った専門家が私以外にもいます。

まずはご相談でも結構ですのでお気軽にお申しつけください。あなたの声が聞けるのをお待ちしています(笑)