こんにちは!デザインをやらせていただいている落合です。
今回は【記憶色】についてお話させていただきたいと思います。
「記憶色」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
言葉の通り「記憶の中での色」を示しています。カメラをやっている方はすでにご存じかもじれませんが、いくつか例をあげて説明していきたいと思います。
よく耳にするのは青空の話です。
空の写真を撮って、後日確認してみると、「どうも自分の思っていたものと違う」という事があります。
これは実際の色と記憶している色の違いから生じる違和感です。
この写真の青空はとてもきれいで、そしてしっくりきます。でも実際の空はこんなに鮮やかではありません。人は実際よりも、より鮮やかに色を記憶しているのです。
こういった実際とは違う、記憶の中の色のことを【記憶色】といいます。
桜がちらほらと咲き始める季節になりました。
日本の桜の多くはソメイヨシノで、とてもきれいなピンク色をしているイメージがありますが、実際は限りなく白に近いピンク色です。
是非お出かけの際、桜の花びらを手に取ってみてください。記憶色との違いを実感できるかもしれません!
他にも有名な話の中に肌の色があります。毎日見ているものですが、実際の肌の色よりも自分の好ましいと思う色に寄せて記憶しているそうです。
最近ではデジタルカメラが主流になっていて、その後加工する事が多いと思います。
綺麗な写真を見たときに、「どうせ加工だろ?」と思う方も多いかと思いますが、実際の色をそのまま使用すると基本的にくすんで見え、違和感を感じてしまいます。
そのままの色では違和感があるというのは何とも不思議な話ですが、記憶の中の色に近づけることにより自然に写真という形に残すことができるのです。
最近のカメラでは撮影の際に自動的に記憶色に近い色に補正してくれるものもあるそうです。
彩度を上げればきれいな写真になるわけではありませんが、実際の色と記憶の色に違いがあると知っていればどこかで役に立つ日がくるかもしれません!(きますように!)
というわけで今回は写真を勉強した際に学んだ記憶色のお話でした。
これは袋井にある油山寺で撮影した写真ですが、彩度を上げてみるとしっくりきました。「紅葉の色はやっぱりこうだよね!」という感覚ですが…
文章力が無くて伝えたいことが伝えきれてない感が否めませんが、デザインの勉強ばかりでなく文章力もレベルアップして良い記事を書いていけたらと思います!!!