
自社サイトのLLMO診断は、会社の事実、文章の書き方、構造化データ、質問と実績、技術面の5つの分野を、20項目で確かめます。当てはまる項目を1点として数え、点数の低い分野から直せば、AIの答えに取り上げられやすいサイトに近づきます。診断に必要なのは、サイトを開くことだけです。
LLMO診断は、5つの分野に分けて確かめます
LLMOとは、ChatGPTやGeminiのようなAIが、質問への答えに自社を取り上げてくれるようにする対策です。AIは、事実がそろっていて、情報が整理され、答えが先に書かれているページを選びやすい性質があります。
診断は、次の5つの分野で行います。
- 会社の事実が、どのページでも一致しているか(5項目)
- 文章が、AIに読み取られやすい書き方か(5項目)
- 構造化データが入っているか(4項目)
- 質問と実績が、具体的に書かれているか(3項目)
- AIとGoogleが、サイトを読み取れる状態か(3項目)
合計20項目です。各項目に「はい」なら1点、「いいえ」なら0点をつけてください。診断には、自社サイトのトップ、会社概要、サービスのページ、お問い合わせのページを開いて確かめます。

分野1 会社の事実がそろっているか(5項目)
AIは、複数のページから情報を集めて、矛盾がないかを見ています。ページごとに表記が違うと、どれが正しいか判断できず、引用されにくくなります。
- 会社名の表記が、全ページで同じ(「株式会社」の位置、略称の使い方も含めて)
- 住所と電話番号が、全ページ、ホームページ以外の登録先(地図サービス、SNS)でも一致している
- 設立年、事業内容、代表者名が、会社概要に書かれている
- 対応しているサービスの名前が、ページごとにぶれていない
- 営業時間や定休日が、最新の内容になっている
2は、とくに見落とされがちです。ホームページの住所を変えたのに、地図サービスの登録が古いままだと、AIが古い情報を拾います。
分野2 文章がAIに読み取られやすいか(5項目)
AIは、ページの中から、質問に対する答えの部分を探して使います。答えがどこにあるか分かりやすい文章は、引用されやすくなります。
- 各ページの冒頭に、そのページの結論が2〜3行で書かれている
- 見出しが、読む人の疑問や答えをそのまま表している(「〇〇について」だけの見出しではない)
- 各節の最初の1文で、その節の答えを言い切っている
- 専門用語に、短い説明がついている
- 料金、期間、対応範囲などが、数字で具体的に書かれている
6と8は、書き方を直すだけで実行できます。ページの最初に「結論」を置く、各節の最初の文で言い切る、という2つを徹底すれば、点数が上がります。
10については、「豊富な実績」「リーズナブル」のような曖昧な言葉で済ませず、金額や件数を書きます。数字が書けない場合は、「〜から」のように下限を示す方法もあります。
分野3 構造化データが入っているか(4項目)
構造化データとは、ページの内容を、機械が読み取れる決まった書式で添える情報のことです。AIや検索エンジンが、会社の情報やよくある質問を正確に理解する助けになります。
- 会社の情報(Organization や LocalBusiness)の構造化データが入っている
- よくある質問のページに、FAQPage の構造化データが入っている
- サービスのページに、サービスの内容と料金の構造化データ(Service など)が入っている
- 記事やお知らせに、公開日と更新日、書いた人の情報が入っている
構造化データが入っているかは、Googleが無料で提供している「リッチリザルト テスト」で確認できます。ページのURLを入力すると、読み取られた構造化データの種類が表示されます。
分野4 質問と実績が具体的に書かれているか(3項目)
AIに答えを聞く人は、質問の形で検索します。その質問と同じ形の見出しと答えが、サイトにあるかが問われます。
- よくある質問のページがあり、10問以上の質問と答えが整理されている
- サービスのページごとに、そのページの内容に合った質問が3〜5問、載っている
- 実績や事例が、数字、写真、依頼した人の状況つきで書かれている
15と16の質問は、お客様から実際に聞かれた言葉で書いてください。社内の言い方で書くと、検索する人の言葉とずれます。
17の実績は、事実を書きます。作った数字や、確認できない受賞歴は載せないでください。AIは、事実の矛盾にも敏感で、信頼を損なう原因になります。
分野5 AIとGoogleが読み取れる状態か(3項目)
どれほど内容が整っていても、読み取れない状態では、評価されません。
- 重要なページが、検索に表示されない設定(noindex)になっていない
- AIの巡回プログラムを、意図せずに止めていない(robots.txtの設定を確認)
- スマホで見たときに、文字が読みやすく、表示が遅すぎない
19は、サイトの設定ファイルにあたる robots.txt を開いて確認します。AIの巡回プログラムは、ChatGPTのGPTBotなど、サービスごとに名前が決まっています。意図せず全面的に拒否していると、どれだけ内容を整えてもAIに読まれません。ただし、AIに読ませたくないページがある場合は、その意思を優先して設定します。

点数別の、直す順番
20項目の合計点で、取り組む順番を決めます。
| 点数 | 状態 | 最初にやること |
|---|---|---|
| 0〜6点 | 土台が整っていない | 分野1の会社の事実をそろえる |
| 7〜12点 | 基本はあるが、読み取られにくい | 分野2の文章の書き方を直す |
| 13〜17点 | 整っているが、深みが足りない | 分野3と4の構造化データ、質問、実績を足す |
| 18〜20点 | 高い水準 | 更新を続け、AIの答えでの出方を定期的に確かめる |
点数が低いからといって、全部を一度に直す必要はありません。分野1の事実をそろえる作業は、費用がほとんどかからず、すぐに効果が出ます。ここから着手してください。
診断でよくある見落とし
古い情報が別のページに残っている
トップは最新なのに、古いお知らせや、過去の記事に旧住所や旧料金が残っている例があります。サイトの検索機能や、Googleで「site:自社のドメイン」と検索して、一覧から古い情報を探します。
よくある質問が、会社の言い方になっている
「当社のサービスについて」のような項目では、質問として使えません。お客様の疑問が、そのまま見出しになるように書き直します。
構造化データが、ページの内容と合っていない
構造化データに書かれた料金や住所が、ページ本文と違うと、信頼を損ないます。ページを更新したときは、構造化データも一緒に直します。
診断だけして、直さない
診断は、スタート地点を知るための作業です。点数の低い分野から、1つずつでも直していくことで、結果が変わります。
診断の記録のつけ方
診断の結果は、次の表に記録しておくと、3か月後に見比べられます。
| 分野 | 点数 | 直した項目 | 次にやること |
|---|---|---|---|
| 1 会社の事実 | 3 / 5 | 電話番号の表記をそろえた | 地図サービスの住所を直す |
| 2 文章 | 2 / 5 | トップに結論を足した | 他のページの冒頭にも足す |
点数が上がった分野と、動かなかった分野が分かれば、次の3か月で何に時間を使うかが決まります。
自社で診断するか、プロに頼むかの目安
| 状況 | 向いている進め方 |
|---|---|
| 項目の意味が分かり、自分で直せる | 自社で診断して、順番に直す |
| 構造化データの書き方が分からない | 診断は自社で、構造化はプロに頼む |
| 点数が低く、全面的な見直しが必要 | 診断から改善まで、プロに相談する |
| サイトを新しく作り直す予定がある | 作り直しの中で、LLMOの作りを標準に組み込む |
有限会社メルシーが作るホームページは、SEO・GEO・LLMOに強い構造化を標準で組み込んでいます。結論を先に言う文章や、よくある質問の整理も、原稿の作り方に入れています。すでに公開しているサイトの診断と対策も、ご相談を受けています。
よくある質問
サイトを更新したときと、3か月に1回を目安にしてください。会社の情報が変わったときは、その都度確認します。
すべてを満たす必要はありません。項目は、AIに読み取られやすくするための目安です。点数の低い分野から、できるところを直してください。
構造化データの追加や、robots.txtの修正など、専門知識が必要な項目は、制作会社に依頼できます。
重なる部分が多くあります。結論を先に書く文章や、構造化データの整備は、従来の検索にも良い影響があります。
公開されているページを見て、同じ20項目で確かめることができます。自社との差を知る手がかりになります。
診断の結果から、直す順番を一緒に考えます
20項目の診断で点数が出たら、低い分野から直していきます。どこから手を付けるか迷う場合は、診断の結果をもとにご相談ください。
当社では、公開済みのホームページについて、AI検索対策の診断と改善のご相談を受けています。











