
チラシ作成の依頼は、目的の整理、配布エリアの決定、デザイン、印刷、配布の順に進みます。費用を決めるのは、サイズ、部数、デザインの作り込み、配布するかどうかの4つです。企画から配布まで1社に任せると、窓口が1つになり、途中の連絡の手間が減ります。
チラシ作成の依頼は、7つの手順で進みます
チラシは、できあがった紙を渡して終わりではありません。誰の手元に届くかまで含めて、成果が決まります。制作会社に依頼する場合の流れは、次のとおりです。
- 相談と目的の整理
- 配布エリアと配り方の決定
- 見積もりの確認と発注
- 内容の整理と原稿づくり
- デザイン案の確認と修正
- 印刷
- 配布(ポスティングや折込など)
この順番で進めると、デザインが完成してから「配る人手がない」「配る場所が合わない」といった問題に気づく失敗を避けられます。とくに2を、デザインの前に決めておくことが大切です。配る相手が決まれば、チラシに書く言葉と写真も決まるからです。

手順1と2は、誰に何を届けるかを決める作業です
最初に決めるのは、チラシを見た人に何をしてほしいかです。来店、電話、ホームページの閲覧、イベントへの参加など、行動は1つに絞ります。複数の行動を並べると、どれも選ばれにくくなります。
次に、届けたい人を具体的に決めます。年齢、家族の形、住まいの種類、普段の移動手段を書き出してください。この条件から、配るエリアが決まります。
配布の方法は、主に次の3つです。
| 配り方 | 向いている場面 |
|---|---|
| ポスティング | 地域を絞って、各家庭や事務所に直接届けたい |
| 新聞折込 | 新聞を取っている世帯に広く届けたい |
| 店頭や施設での配布 | 来店した人や、関係する施設の利用者に渡したい |
ポスティングは、配布エリアを町内や集合住宅の棟単位で選べます。一戸建ての多い地域に配るのか、マンションが中心の地域に配るのかで、反応は変わります。制作会社に頼む場合は、目的とターゲットに合わせて、配布エリアの選び方から提案してもらえるかを確認してください。
費用は、4つの要素で決まります
チラシ作成の費用は、次の4つの組み合わせです。
- サイズと枚数(A4かB5か、片面か両面か、何枚刷るか)
- デザインの作り込み(既存の素材を使うか、撮影や取材から始めるか)
- 印刷の仕様(紙の種類、色数、加工の有無)
- 配布の有無と範囲(ポスティングの部数、エリアの広さ)
同じ内容でも、部数が増えれば1枚あたりの印刷費は下がります。配布は、部数が増えるほど総額が上がります。予算が決まっているなら、まず総額の上限を伝えて、その範囲で部数とエリアをどう組むかを相談してください。
当社では、サイズや部数、配布の有無によって変わるため、内容をお伺いしてからお見積りします。ホームページと同じ内容や問い合わせ先で作る場合は、ホームページ制作の窓口と合わせて進められます。
見積もりを頼むときは、この情報を伝えます
見積もりの精度は、伝える情報で決まります。次の8つをメモしてから相談すると、やり取りが短くなります。
- チラシの目的(来店、予約、問い合わせなど)
- 届けたい相手
- 希望するサイズと、片面か両面か
- 部数
- 配布する場合は、エリアと時期
- 載せたい内容(商品、料金、地図、写真など)
- 使える素材(ロゴ、写真、過去のチラシ)
- 配布や納品の希望日
素材がない場合は、撮影や文章づくりから頼めるかも確認します。写真が決まっていないと、デザインの打ち合わせが何度も増えて、期間が延びます。
期間は、デザインに2〜3週間、印刷に1週間〜10日が目安です
当社でのA4両面チラシの目安は、デザインにおよそ2週間から3週間、印刷に1週間から10日ほどです。合わせて1か月前後と考えて、配布したい日から逆算してください。
次のような時期は、印刷会社や配布の枠が混み合います。
- 新生活や年度の切り替え前後
- お盆や年末年始の前
- 大きなイベントやセールの直前
期限が決まっているイベントなら、配布日の6週間前に動き出すと、修正の時間にも余裕が出ます。

チラシ作成を頼むときによくある失敗
情報を詰め込みすぎる
載せたい内容をすべて入れると、何を伝えたいチラシなのかが分からなくなります。チラシを受け取った人が目に留めるのは、数秒です。大きく見せるのは1つの訴えだけに絞り、細かい情報はホームページのURLやQRコードで案内してください。
連絡先や地図が小さい
反応が取れないチラシの多くは、電話番号や地図が見つけにくくなっています。最も見てほしい行動の入口を、紙面のはっきり見える位置に置きます。
配るエリアを広げすぎる
少ない部数で広いエリアを薄く配ると、1つの地域での認知が育ちません。商圏を絞って、同じ場所に繰り返し届けるほうが、覚えてもらえます。
色の見え方が画面と紙で違う
画面で見た色と、印刷した色は、少し違います。とくにロゴの色は、色見本の番号を指定して確認してください。印刷前に出る校正紙を、必ず手元で確認します。
配布後の反応を測れない
チラシを見て来た人か、そうでない人かが分からないと、次回の改善ができません。チラシ専用の電話番号、専用のURL、割引のクーポンなどを入れておくと、反応が数えられます。
窓口を1つにまとめると、手間が減ります
チラシのデザイン、印刷、配布を別々の会社に頼むと、連絡の窓口が増え、納期のずれも起きやすくなります。企画から配布まで1社に任せる形なら、打ち合わせの回数が減り、仕上がりの色や紙の指定も一貫します。
有限会社メルシーは、チラシ・パンフレットの企画、デザイン、印刷から、ポスティングや配布まで、一気通貫で担当します。デザインデータだけの制作も受けています。ホームページの窓口と合わせて、同じ内容や問い合わせ先でチラシを作ることもできます。
紙面は、5つの要素で組み立てます
デザインを依頼する前に、紙面に入れる要素の優先順位を決めておくと、修正の回数が減ります。
- 見出し(受け取った人が最初に読む一文。困りごとか、得られる結果を書く)
- 写真やイラスト(商品、お店の外観、働く人の顔)
- 本文(見出しの理由を2〜3か所に絞って書く)
- 特典や期限(初回の割引、配布期間内の来店特典など。本当に実施できるものだけ)
- 行動の入口(電話番号、地図、QRコード、ホームページのURL)
1が弱いチラシは、2以降を読まれません。見出しは、会社名やサービス名ではなく、受け取る人の頭の中の言葉で書きます。たとえば歯科医院なら「歯医者」の名前ではなく、「毎日の歯みがきで、ここだけ血が出る方へ」のように、読む人が自分のことだと感じる言い方にします。
配布後の2週間で、反応を確かめます
チラシは、配って終わりではなく、配った結果を次回に活かして育てます。確認の手順は次のとおりです。
- 配布した日と、配布したエリアを記録する
- 来店や電話のときに、チラシを見たかを聞く
- 専用のQRコードや電話番号への反応を、毎日数える
- 配布エリアごとに反応を比べる
- 反応の多かったエリアを、次回の配布の中心にする
2週間ほどで反応の大半が出ます。この数字を残しておけば、次のチラシで、見出しを変えた場合の違いも比べられます。
業種別の、見出しと特典の考え方
業種によって、チラシで伝えるべきことは変わります。
| 業種 | 見出しの考え方 | 特典の例 |
|---|---|---|
| 飲食店 | 食べたくなる一品と、行きたくなる場面を書く | 持参した人へのドリンク1杯 |
| 美容室 | 読む人の髪の悩みを、そのまま言葉にする | 初回の来店限定の割引 |
| 工事や修理 | 起きている困りごとと、見積もりが無料かを書く | 見積もりと点検の無料 |
| 学習塾 | 子どもの様子に重ねて、保護者の不安を言葉にする | 体験授業の無料 |
| 不動産 | 暮らしの場面を描き、条件を数字で示す | 見学会への招待 |
特典は、本当に実施できる内容に限ります。期限や数に理由がないものは、読む人の信頼を損ないます。配布の時期と、特典の期限は、同じ日付で組んでおきます。
校正で確認する項目
印刷の前には、次の項目を声に出して読み合わせます。
- 社名、住所、電話番号の数字が1桁ずつ合っているか
- 料金や期限の表記が、ホームページと同じか
- QRコードを、実際に読み取って開けるか
- 誤字、変換ミス、固有名詞の表記ゆれがないか
- 写真の使用の許可が取れているか
印刷が始まってからの修正は、費用も日数もかかります。校正の確認は、2人以上で行ってください。
よくある質問
サイズ、部数、デザインの作り込み、配布の有無によって変わります。当社では、内容をお伺いしたうえでお見積りします。
できます。デザインデータだけの制作も受けています。印刷や配布を別の会社に頼む場合は、データの形式を事前にご相談ください。
届けたい相手の住まいや移動の範囲から決めます。目的とターゲットに合わせて、配布エリアの選び方からご提案します。
A4両面で、デザインにおよそ2週間から3週間、印刷に1週間から10日ほどかかります。
はい。パンフレットも、企画からデザイン、印刷まで同じように任せられます。
目的と配りたいエリアから、ご相談ください
チラシ作成は、目的、配るエリア、予算の3つが決まれば、見積もりを出せます。決まっていない部分は、一緒に整理しながら進めます。
企画から印刷、ポスティングや配布まで、1つの窓口で担当します。











