
ECサイト制作の費用は、サイトを作る仕組みの選び方、商品の数、決済と配送の設定、商品写真の用意の4つで決まります。サイトを作る費用より、売れるまでに必要な準備の手間のほうが大きくなることが多いので、費用の見積もりと同時に準備の段取りも決めてください。
ECサイト制作の費用は、4つの要素で決まります
ECサイトの費用は、次の4つの合計です。
- 仕組み(ショッピングカートの機能を持つサービスやソフト)の選び方
- 商品の数と、商品ページの作り込み
- 決済と配送の設定
- 商品写真と文章の用意
とくに差が出るのが1です。月額のサービスを借りる方法なら、初期費用は小さく、毎月の利用料がかかります。WordPress に機能を足して自社で持つ方法なら、初期費用は大きく、毎月の費用は抑えられます。
どちらが得かは、売る商品の数と、売上の見込みで変わります。商品が数点で、まず売れるかを試したい段階なら、借りる方法が向きます。商品が増える見込みがあり、ブランドの世界観を作り込みたいなら、自社で持つ方法が向きます。
当社でECサイトを作る場合の金額は、入れる機能しだいで見積もります。
仕組みの選び方で、毎月の費用と自由度が変わります
国内でよく使われる仕組みは、大きく3つに分けられます。
| 仕組み | 初期費用 | 毎月の費用 | デザインの自由度 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|---|
| Shopify のような世界展開もできるサービス | 小さい | サービス利用料がかかる | テンプレートの範囲で調整 | 海外にも売りたい、早く始めたい |
| カラーミーショップのような国内のサービス | 小さい | サービス利用料がかかる | テンプレートの範囲で調整 | 国内向けで、手軽に始めたい |
| WordPress に Welcart のような機能を足す方法 | 大きい | サーバー費用が中心 | 高い | ホームページと一体で運営したい、ブランドを作り込みたい |
3つのうちどれが優れているというものではありません。ホームページとネットショップを別々に運営する形になるサービスと、同じサイトの中にショップを持てる WordPress では、運営の手間が違います。
WordPress の場合、ホームページの記事で商品を紹介し、そのまま購入ページへ案内する流れが作りやすくなります。検索から来た人に、読み物と商品の両方を見せられるため、広告費をかけなくても商品が見つかりやすくなります。

売れるまでの準備を、公開前に整えます
サイトが完成しても、準備が足りないと売れません。公開前に整えるものは、次のとおりです。
- 商品の登録情報(名前、価格、サイズ、素材、在庫の数)
- 商品写真(全体、使っている場面、細部、サイズが分かるもの)
- 商品の説明文
- 送料の決め方と、発送にかかる日数
- 返品と交換の条件
- 支払い方法(クレジットカード、銀行振込、コンビニ払いなど)
- 特定商取引法に基づく表記
- プライバシーポリシー
7の特定商取引法に基づく表記は、通信販売を行う事業者が表示を義務づけられている情報です。事業者の名前、住所、電話番号、商品の価格、送料、支払いの方法と時期、引き渡しの時期、返品の条件などを載せます。消費者庁が解説を出しているので、公開前に必ず確認してください。
準備のなかで、最も時間がかかるのは写真と説明文です。商品が数十点あれば、撮影と文章づくりだけで数週間かかります。サイトの制作が終わる時期に合わせて、撮影の日程を先に決めておくと、公開が遅れません。
費用を見積もってもらうときは、この順で伝えます
制作会社に見積もりを頼むときは、次の順で情報を整理して伝えてください。
- 売る商品の種類と、最初に登録する点数
- 1年後に増える見込みの点数
- 使いたい支払い方法
- 送料や配送の決まり(地域別の送料、冷凍や冷蔵、予約販売など)
- 会員登録やポイントなどの機能が必要か
- 商品写真は自分で用意するか、撮影を頼むか
- 公開したい時期
3と4と5は、あとから追加すると費用が膨らみやすい部分です。最初に必要か不要かを決めておくと、見積もりの比較がしやすくなります。
EC サイトの制作期間は、一般的なホームページより長く、当社では2か月から3か月ほどです。準備に時間がかかるため、公開したい時期から逆算して、早めに動き出してください。

ECサイト制作でよくある失敗
仕組みを料金だけで選ぶ
初期費用が安いからと選んだ仕組みが、あとから必要になった機能に対応していない、という失敗があります。1年後に何を売りたいか、どんな機能が必要かを考えてから選びます。
写真を後回しにする
サイトができあがってから写真を用意すると、公開が遅れます。ネットショップでは、実物が見えないぶん、写真が購入の決め手になります。
集客の計画がないまま公開する
ネットショップは、公開しただけでは誰も訪れません。検索で見つけてもらう記事づくり、SNSでの発信、広告のどれで人を呼ぶかを、公開前に決めておきます。
問い合わせの窓口を用意しない
商品について聞きたいことがあっても、問い合わせ先が分からないと、購入をやめてしまう人がいます。メールフォームと、電話やLINEの窓口を目立つ場所に置いてください。
運営を一人で抱える
受注、梱包、発送、問い合わせ対応を一人で抱えると、注文が増えたときに回らなくなります。最初から、発送の手順と担当者を決めておきます。
判断の目安
どの進め方が合うかを、状況別にまとめます。
| 状況 | 向いている進め方 |
|---|---|
| 商品が数点で、売れるかを試したい | 借りるタイプのサービスで早く始める |
| 商品が多い、または増える見込みがある | 自社で持つ仕組みで作り込む |
| ホームページと一体で運営したい | WordPress で作り、記事と商品を連動させる |
| 海外にも売りたい | 多言語に対応した仕組みを選ぶ |
| 撮影や文章づくりの手が足りない | 制作会社に撮影から頼む |
当社では、ホームページ制作の延長としてECサイトを作ります。サイトの設計とデザインにクリエイターが時間をかけ、コーディングは AI に任せます。商品写真や動画の撮影も、制作の中で頼めます。費用は、入れる機能と商品数に応じてお見積りします。
公開後にかかる費用も、見積もりに入れます
制作費だけを見て予算を決めると、公開後に足りなくなります。ECサイトでは、公開後にも次の費用が続きます。
- 仕組みの月額の利用料、またはサーバーの費用
- 決済の手数料(売上のうち一定の割合が差し引かれる形が一般的です)
- 梱包資材と送料
- 商品写真の追加撮影
- 集客のための広告費や、記事づくりの費用
2の決済手数料は、決済サービスごとに率が違います。契約前に、利用するサービスの公式ページで最新の率を確認してください。売上が伸びるほど手数料の総額も増えるため、利益の計算には、最初から手数料を引いた数字を使います。
最初の3か月の進め方の例
公開までの流れを、月ごとに整理します。
- 1か月目 売る商品と点数を決め、仕組みを選ぶ。商品写真の撮影日程を決める
- 2か月目 デザインを確認し、商品を登録する。送料、返品条件、特定商取引法に基づく表記を決める
- 3か月目 注文から発送までを自分で試す。問題がなければ公開する
3か月目の試し注文は、とくに大切です。実際に自分のカードで注文し、確認メールが届くか、金額が正しいか、発送の連絡が出せるかを、最後まで確かめます。公開してから不具合に気づくと、最初のお客様の信用を失います。
売れ始めてから、見直す数字
公開後の1〜3か月は、次の3つの数字を毎週見ます。
- サイトを訪れた人の数
- 商品ページから、カートに入れた人の割合
- カートに入れたあと、購入まで進んだ人の割合
訪れた人が少ないなら集客、カートに入れる人が少ないなら商品ページの写真と説明文、購入まで進まないなら送料の見せ方や入力項目を見直します。どこで人が止まっているかが分かれば、直す場所が決まります。
よくある質問
仕組み、商品数、決済や会員機能の有無で大きく変わるため、一律の金額はお伝えできません。当社では、入れる機能に応じてお見積りしています。まずは売る商品と点数をご相談ください。
当社では2か月から3か月ほどです。商品の登録情報、写真、説明文の準備に時間がかかるため、公開したい時期から逆算して計画します。
お持ちの写真があれば活用できます。ない場合は、撮影をご依頼いただけます。
追加できる場合があります。今のホームページの作りを確認したうえで、追加で作るか、新しく作り直すかをご案内します。
サイトの更新やお知らせの掲載は、公開後も依頼できます。受注と発送は事業者さまが行い、サイト側の修正や保守を当社が担当します。
費用の見積もりは、商品の点数からお伝えください
ECサイトの費用は、仕組み、商品数、決済、写真の用意で決まります。まずは売りたい商品と、最初に登録する点数、使いたい支払い方法をお知らせください。
当社では、入れる機能に応じて、ECサイトを含むホームページの制作費用を柔軟にお見積りします。











